国際結婚のメリットとは?実際に国際結婚をした女性行政書士が魅力をお伝えします

国際結婚のメリットとは?実際に国際結婚をした女性行政書士が魅力をお伝えします

外国籍のパートナーがいらっしゃる皆さん、国際結婚について考えたことがある方も少なくないのではないでしょうか?私もインドネシア人の夫と結婚をして1年が経ちましたが、日本人同士の結婚とは違った大変さがあるのは事実です。

しかし総合的に考えると、国際結婚にはメリットがたくさんあります。今回の記事では国際結婚のメリットをご紹介し、皆さんが少しでも「国際結婚っていいな」と前向きな気持ちになっていただけたら嬉しいです。

国際結婚している行政書士が感じた国際結婚のメリット

1. 言語力は比較的つきやすい

定番の国際結婚メリットで恐縮ですが、やはり比較的言語力はつきやすいと思います。しかしパートナーが日本語ペラペラの場合で日本に住んでいるケースはそこまで言語力向上に期待はできないかも。。

私も夫からインドネシア語を教わっていますが、面白がって教科書に載っていないスラングばかり教えてくれるのでボキャブラリーが大幅に偏っております。でもやはりパートナーの国の言語が話せると、パートナーの両親や友達に会った時に知らなかったパートナーの一面をこっそり教えてもらえたりするので余裕がある方はぜひ勉強してみてくださいね。

2. 意外と喧嘩は起きにくい(と思っている)

「国際結婚の場合、言語や文化のすれ違いによって喧嘩が増えるのでは?」と思われがちですが、意外とこれは逆だと思っています。日本人同士の夫婦の場合は同じ文化で育ってきたので「言わなくてもわかるはず」という期待がありますよね。その期待が裏切られることで喧嘩に発展。

しかし国際結婚の場合は「文化が違うから言わなきゃわからないよね」と最初から「察してもらうこと」を期待していません。そのため私と夫も思ったことは口に出して言う習慣がつきました。この諦めが意外と大切で、しっかりとしたコミュニケーションを取るきっかけになっていると思います。

そのため想像しているより喧嘩は起きにくいです。個人的には「日本人カップルよりも意外と喧嘩は少ないのでは?」と思っています。逆に自分の気持ちを察してほしいタイプの方はあまり国際結婚には向いていないかもしれません。

3. 姑バトルは基本的に発生しない

夫の母、姑とのバトルを繰り広げているケース、結婚漫画や友人からのお話だとよく聞きますよね。しかし国際結婚で日本に住む場合、パートナーの親は母国に住んでいます。というのも、日本の在留資格(ビザ)でも外国人の親を呼ぶことができるものは限られているためです。

そのため姑と会う回数も数年に1回程度。万が一相性が悪くても気にするほど会いません。「結婚してパートナーの親と密に接するのは嫌だな」と思う方には国際結婚は実はぴったりなんです。(ただ、国によっては高頻度で電話がかかってくるケースもありますので、そこは結婚前に見極める、または覚悟を決めてください)

4. いざと言う時に日本を脱出できる

個人的にはこちらが1番メリットだと思っています。日本は少子高齢化で社会保険や税金が上がり続けています。またこの先何が起きるかはわかりません。「もう日本に住んでも幸せになれないかもしれない」と思った際に夫婦の国籍が違う場合は、パートナーの母国に住むという選択肢を持つことができます。

もちろん配偶者ビザ審査がありますので申請すれば必ず取得できるわけではないのですが、それでも海外で就労ビザを取得するよりはハードルが低いのは事実です。そのため将来のリスクヘッジとして夫婦の国籍が違うことは大きなメリットになりうると思います。

国際結婚している行政書士が感じた国際結婚のメリット

国際結婚は素晴らしい経験ですし私もオススメです。その一方で、日本人夫婦では考えられないようなデメリットもあるのが事実です。心得ておきましょう!

ビザが取得できないとバラバラになる

こちらが1番大きなデメリットです。日本人夫婦は基本的に自分たちが望めば一緒に住むことができますよね。しかし外国人の場合は必ずビザが取得できるわけではありませんので、ビザが取得できなければ母国に帰国しなければなりません。そうするとせっかく結婚したのに一緒に暮らせないなんてことも。心配な場合は最初からビザ専門の行政書士に相談をしてみてくださいね。

文化や言葉の壁

こちらは付き合っているうちから感じる方も多いと思います。常識だと思っていたことが通じない、思いの細かいニュアンスが伝わらないということはあるあるです。あと地味に辛いのは、懐かしネタが通じないことですね。「これ懐かしい~」と私が言っても彼にとっては初見。懐かしネタって結構盛り上がるので共有できたら嬉しかったのですが。でもそれも結婚して10年ほど経てば一緒に懐かしネタを共有できるようになるでしょう。

また自分にとってはどっちでも良いことが、パートナーの国では非常に大切だったなんてことも。例えば、日本では宗教はそこまで重要視されていませんが、私の夫の母国インドネシアでは宗教が非常に重要です。どのくらい重要かというと、自己紹介の時に出身地を聞くノリで宗教を聞かれるくらい。そのため自己紹介で「仏教も神道も信じてるけどお参りには初詣しか行かない、いや無宗教かもしれない?良くわからないです」と言った私は、おそらく夫の家族にかなり引かれていたでしょう…。異端者扱いしなかった夫の家族に感謝です。

このようにパートナーやそのご家族の前でいきなり地雷を踏む可能性もありますので、やはり国際結婚は難しい点があるなと実感しています。

【絶対に注意して】「偽装結婚」という落とし穴

多くのビザを申請する行政書士だからこそ言いたいのですが、配偶者ビザは他の就労系ビザや留学ビザに比べてかなり魅力的なビザです。違法な仕事でなければどんな仕事にも就くことができますし、起業したり主婦になったりすることもできます。また永住ビザ取得のための条件も配偶者ビザ取得者は少し緩くなります。

そのためビザ目的の偽装結婚は後を絶ちません。結婚をして配偶者ビザや永住ビザを取得した瞬間に離婚をされてしまうなんてショッキングなことも。この記事を読んでいる皆さんには幸せな国際結婚生活を送ってほしいので、下記の条件に当てはまる場合は一度冷静に考えてみてくださいね。

ビザ目的の偽装結婚が疑われるケース

交際期間が短すぎる

短期間で知り合い、急に結婚を申し込まれたり、相手の素性が不透明だったりする場合は、慎重になるべきです。

年の差が大きすぎる

年の差が大きすぎる場合も注意が必要です。

一緒に住んでくれない

実際に同居せず、別々の生活を送ることを提案されたり、家族や友人に紹介したがらなかったりする場合も危険な兆候です。

上記の場合は偽装結婚であるケースが多いです。また本当の結婚だったとしても、配偶者ビザの取得は難易度が高いケースに当たります。必須書類だけで配偶者ビザを取得することは難しく、適切な追加資料を添付しなければならないでしょう。

不安な場合はお気軽にビザや在留資格を専門とする行政書士までご相談くださいね。

まとめ:国際結婚にはメリットがたくさん

国際結婚は決して簡単なことばかりではありません。だからこそ通常の結婚よりも夫婦の絆が試されますし、大変なことも楽しんで乗り越えられるような関係になっていくのではないでしょうか。

しかし全てを自分たちだけで乗り越えようとするのは非常に大変です。周りの力を上手く借りながら進んでいくのが良いと思いますし、私とインドネシア人の夫も多くの人の力を借りて生活してきました。

もし配偶者ビザや永住ビザなど在留資格に関して困ったことがあれば、ぜひ在留資格・帰化申請を専門とするアンドレ行政書士事務所までご相談くださいね。

この記事の著者・監修者
アンドレアス茉里名
アンドレアス茉里名

アンドレ行政書士事務所/在留ビザ・帰化サポート錦糸町 代表行政書士

・日本行政書士会連合会(登録番号第25081551号)

・東京都行政書士会(会員番号第15812号)

夫がインドネシア人。自身も1年間インドネシアに留学。好きな食べ物はSoto Ayam。

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    メリット

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    ビザや帰化を行政書士に頼む
    メリットって?

    1時間も手間も最低限に

    ビザ申請は書類の準備や手続きが煩雑で時間がかかりますし、ご自分で申請する場合は平日入管に行く必要があります。
    しかしプロである行政書士に依頼をしてくだされば、皆さまは指定された書類を集めるだけ。
    特に、お忙しい方や手続きに不慣れな方はぜひ行政書士におまかせください。

    2ビザ取得や帰化の成功率アップ

    ビザ申請は専門的な知識が必要です。 特に外国人のビザ申請や帰化を専門とする行政書士はビザ申請に関する豊富な知識を持っており、正確かつスムーズな手続きが可能です。
    また過去の事例に基づくアドバイスや最新の法改正への対応もしているため、ご自分で申請するよりビザ取得の成功率がアップします。

    3精神的な負担を軽減

    ご自分でビザや帰化の申請をする場合は「自分のビザが許可になる可能性がどのくらいあるのか」が分からず不安になる方が多いと思います。
    行政書士は今までの経験や知識から、あなたのビザが許可・不許可になる可能性がある程度予想した上で許可率を高めるためのアドバイスができます。
    そのためご自分でするよりも安心感を持って申請ができます。

    当事務所の強み

    Strength

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    アジア人の
    ビザ・帰化に強い

    多くの行政書士事務所は、複数ある業務のうちの1つとして「ビザや帰化」に申請を行います。
    しかし当事務所は「ビザや帰化」に専門特化しており、それ以外の業務は行いません。また国籍もアジア出身の方のみを扱っておりますので、ノウハウが他事務所に比べて圧倒的に溜まりやすいです。

    2

    分かりやすい料金体系

    明確な料金表をご用意しています。また違反歴・オーバーステイがあるなど、大きなペナルティや特殊なご事情がない限りはwebサイトに設置してある見積もりシステム通りのご料金となりますので安心してご相談くださいませ。

    3

    日本中どこでも対応可能

    事務所は東京都の錦糸町にございますが、オンラインのお打ち合わせが可能です。そのため日本中のどこからでもご相談いただけます。
    ※オンライン申請ができない種類のビザをご希望で申請の際に出張費が必要になる場合は、ご契約前にお伝えします。ご契約後に突然ご請求することはございませんのでご安心ください。

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