【何を聞かれる?服装は?】帰化申請の面接に向けた準備を説明します

【何を聞かれる?服装は?】帰化申請の面接に向けた準備を説明します

帰化申請では他のビザの申請と異なり、申請書が受領されてから2〜4か月あたりで必ず面接審査があります。どのようなことが聞かれるのか、対策はできるのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では面接でよく聞かれること、おすすめの服装や所要時間などを、帰化や在留ビザを専門にするアンドレ行政書士事務所が詳しく解説します。帰化申請の面接を控えている方はぜひ最後までご覧ください。

なぜ帰化申請は面接があるの?

1つ目は「提出された情報が正しいのか確認するため」です。帰化は他のビザと違い、許可が出て官報まで掲載されれば取り消しをすることができません。そのため他のビザ申請時より、かなり慎重に審査が行われます。提出書類が多かったり審査に時間がかかるのも、このためです。

次の章で詳しく説明をしますが、質問される内容もほとんどが書類に記載してある内容です。審査官は書類に記載された内容が正しいのか、面接内で様々な質問の仕方をして見極めていきます。

2つ目は「日本語の能力があるかを確認するため」です。面接で実際に話をしてみて、帰化を許可するだけの日本語の能力があるかを確かめています。実際に面接中に日本語のコミュニケーションがうまく取れていない場合は日本語のテストが行われ、そのテストでも良くない結果が出た場合は帰化申請が不許可になります。

一般的にはN4程度の日本語があればいいと言われていますが、不安な方は日本語の練習をしてから面接に臨んでくださいね。また地方によりますがN1やN2を持っている場合は日本語のテストが免除される場合もあるようです。

帰化申請の面接では何を聞かれる?

実際に面接では何を聞かれるのでしょうか?先ほどもお伝えした通り、基本的には提出した書類に関することが確認されます。

①申請者のプロフィールについて

申請された内容と合っているかが確認されています。

  • どこで生まれたのか
  • なぜ日本に来たのか/日本に来たきっかけ
  • これまで住んだ場所や働いた職場
  • 日本国籍がほしい理由
  • 頻繁な海外渡航があればその理由

②現在のお仕事について

申請内容や今持っているビザで許可された仕事の内容と合っているか、帰化した後も安定した生活を送っていけそうかを確認しています。

  • 現在の年収
  • 現在働いている会社の名前や事業内容
  • 現在のお仕事ではどんな業務を担当しているか
  • 仕事をする上で気をつけていること
  • 現在の職場は働きやすいか
  • 現在の職場の人間関係は問題ないか

③家族について

配偶者や親族に対しての確認と偽装結婚ではないかなどが確認されています。

  • 配偶者と出会ったきっかけ
  • 配偶者と付き合った期間
  • 配偶者とつきあったきっかけ
  • 前の配偶者と別れた理由(離婚している場合)
  • 配偶者の仕事について
  • 帰化に対して親や配偶者は賛成しているか
  • 家族が日本にいる場合は家族が帰化しているか

④犯罪歴について

特に交通違反については十分気をつけてくださいね。

  • 今まで犯罪を犯したことはないか
  • 交通違反歴
  • 銀行で多額の入出金がある場合は理由

⑤税金や年金、家計などお金について

  • 今まで税金や年金を滞納したことはないか
  • 現在の家計の状況や今後の見込み

大事にしたいのは「正確にウソなく答える」ということです。多くの書類を提出するため記載した内容を全て覚えているのは難しいかもしれませんが、面接内の回答と書類の記載に矛盾があった場合は審査にマイナスの影響を与えてしまいます。面接官は基本的に申請者の情報を調べた上で面接に臨んでいるため、ウソはばれると考えてください。

そのため聞かれた内容が昔のことすぎて覚えていないという場合は、「昔のことなので記憶が曖昧ですが」と言った上で回答することをオススメします。

また面接の所要時間ですが、30分程度で終わる場合もあれば2時間程度しっかりと行われる場合もあります。面接時間が長い場合は審査官としても「しっかり確認しなければ」と思う理由があります。面接時間が長くなりやすいのはこういった人です。

帰化申請の面接時間が長くなりやすい人

  • 転職や結婚が多いなど経歴が複雑な人
    →経歴の確認に時間がかかるため
  • お年寄りの人
    →若い人よりも経歴が多いため確認に時間がかかるため
  • 自営業の人
    →会社員よりも提出書類が多く確認に時間がかかるため

怪しい点が多いから面接時間が長くなるというケースももちろんありますが、単純に確認事項が多いため面接時間が長くなるというケースの方が一般的です。そのため面接時間が長いからと言って不許可になるわけではありませんので、ご安心くださいね。

2人とも日本にいるにもかかわらず一緒に住んでいない場合は「本当の夫婦なのか?」と疑われ配偶者ビザの取得が難しくなります。配偶者ビザを申請する際は原則として同居をするようにしてください。

帰化申請の面接ではどんな服装がいい?

ではどのような服装で面接に臨めばいいのでしょうか。特に決まりはないのですが、清潔感があり、常識的な範囲内の服装であれば問題ありません。ただし派手すぎる色の服や過度な装飾は「暴力団の関係者なのかな?」「この年収で高価なアクセサリーを持っているのでどこからお金を得ているのだろう」といらぬ疑いをかけられる可能性もありますので、できれば避けることをオススメします。

清潔感が重要です。 シワや汚れのない服装を選び、髪型も整えていきましょう。また張り切って香水をつけすぎないように注意してくださいね。

面接を成功させるための重要なポイント

帰化申請の面接を成功させるためのポイントはこちらです。ぜひ意識してみてくださいね。

  • 申請書類の内容をできるだけ覚えておく:
    面接は提出した書類について行われます。そのため書類の内容をできるだけ覚えておくことで安心して回答できるでしょう。
  • 日本語の練習をしておく:
    面接はすべて日本語で行われます。緊張すると上手く言葉が出てこない場合もありますので、面接の練習を日本語でしてみるのもオススメです。
  • 帰化したい理由を明確にしておく:
    基本的に質問は自分の今の状況や過去に関することなので回答しやすいですが、帰化したい理由は突然聞かれても上手く説明しにくいですよね。多くの方が面接内で聞かれる質問ですので、どのように答えようかは事前に考えておいてくださいね。

帰化申請の面接についてまとめ

今回は帰化申請の面接について解説しました。面接の内容や時間、服装など、帰化申請に関する疑問は解決できましたか?帰化申請をする際は必ず面接が行われます。

多くの方が緊張されると思いますが万全の準備をして臨めば問題ありません。ご不安な場合は、ぜひアンドレ行政書士事務所までご相談くださいね。アジア人の帰化や在留ビザを専門にするアンドレ行政書士事務所がサポートいたします。

この記事の著者・監修者
アンドレアス茉里名
アンドレアス茉里名

アンドレ行政書士事務所/在留ビザ・帰化サポート錦糸町 代表行政書士

・日本行政書士会連合会(登録番号第25081551号)

・東京都行政書士会(会員番号第15812号)

夫がインドネシア人。自身も1年間インドネシアに留学。好きな食べ物はSoto Ayam。

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    メリットって?

    1時間も手間も最低限に

    ビザ申請は書類の準備や手続きが煩雑で時間がかかりますし、ご自分で申請する場合は平日入管に行く必要があります。
    しかしプロである行政書士に依頼をしてくだされば、皆さまは指定された書類を集めるだけ。
    特に、お忙しい方や手続きに不慣れな方はぜひ行政書士におまかせください。

    2ビザ取得や帰化の成功率アップ

    ビザ申請は専門的な知識が必要です。 特に外国人のビザ申請や帰化を専門とする行政書士はビザ申請に関する豊富な知識を持っており、正確かつスムーズな手続きが可能です。
    また過去の事例に基づくアドバイスや最新の法改正への対応もしているため、ご自分で申請するよりビザ取得の成功率がアップします。

    3精神的な負担を軽減

    ご自分でビザや帰化の申請をする場合は「自分のビザが許可になる可能性がどのくらいあるのか」が分からず不安になる方が多いと思います。
    行政書士は今までの経験や知識から、あなたのビザが許可・不許可になる可能性がある程度予想した上で許可率を高めるためのアドバイスができます。
    そのためご自分でするよりも安心感を持って申請ができます。

    当事務所の強み

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    1

    アジア人の
    ビザ・帰化に強い

    多くの行政書士事務所は、複数ある業務のうちの1つとして「ビザや帰化」に申請を行います。
    しかし当事務所は「ビザや帰化」に専門特化しており、それ以外の業務は行いません。また国籍もアジア出身の方のみを扱っておりますので、ノウハウが他事務所に比べて圧倒的に溜まりやすいです。

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    日本中どこでも対応可能

    事務所は東京都の錦糸町にございますが、オンラインのお打ち合わせが可能です。そのため日本中のどこからでもご相談いただけます。
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